第二新卒でも通過率を上げるための書き方のコツ
転職活動で最初の壁となるのが「書類選考」です。
履歴書や職務経歴書の内容が曖昧だったり、ポイントがズレていると、面接にすら進めません。
この記事では、特に第二新卒の方が意識すべきポイントを交えながら、書類の書き方を丁寧に解説します。
履歴書と職務経歴書の違いとは?
まずは基本から。履歴書と職務経歴書には、役割の違いがあります。
履歴書:
→ 自己紹介のような存在。氏名、学歴、職歴、資格、志望動機などの基本情報をまとめる。
職務経歴書:
→ 自分の「仕事の実績やスキル、強み」を企業にアピールするプレゼン資料のようなもの。
両方の書類で大切なのは、「企業が知りたいことを、わかりやすく伝えること」です。
第二新卒ならではの履歴書のポイント
第二新卒の場合、社会人経験が浅いため、以下の点を意識しましょう。
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学歴やアルバイト経験もある程度書いてOK(ただし簡潔に)
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自己PRや志望動機で「今後どう成長したいか」を明確にする
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転職理由はネガティブにせず、前向きに言い換える
【例:退職理由】
×「職場の人間関係が悪かったため」
○「より主体的にキャリアを築ける環境に挑戦したいと考えたため」
職務経歴書の書き方(第二新卒向け)
経験が浅くても、職務経歴書はしっかり書けます。
大切なのは「実績の大きさ」よりも、「どう考え、どう行動したか」。
構成例は以下の通りです。
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職務要約
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業務内容
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工夫した点・成果
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自己PR・活かせるスキル
【具体例】
職務要約:
2023年4月に◯◯株式会社へ新卒入社。法人営業部に配属され、新規顧客への電話営業やアポ取り、資料作成などを担当。上司のサポートを受けながら業務改善提案も行いました。
業務内容:
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法人営業(1日平均20件の架電、週3件のアポイント獲得)
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顧客管理(CRMの入力・更新)
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営業資料の作成と改善
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社内会議での週報報告
工夫した点・成果:
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初めてのアポ獲得に苦戦したが、トークスクリプトの改善と事前リサーチを徹底したことで、1ヶ月でアポイント率が30%向上。
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社内での共有会にて改善事例を発表。
自己PR:
行動力と改善力を活かして、業務改善や営業成果向上に取り組んできました。未経験の領域にも積極的にチャレンジする姿勢を評価いただき、先輩のサポートに回る機会も増えてきました。
書き方のポイントまとめ
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経験が少ない分、「どう取り組んだか」「どう考えたか」を丁寧に書く
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数字が出せるなら入れる(例:対応件数、改善率、提案数など)
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見出しをつけて、読みやすさを意識する
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テンプレそのままではなく、自分の言葉で書く
よくあるミスと対策
・改行・段落がなく読みにくい → 小見出しや箇条書きを使う
・抽象的すぎるPR → 「どうやったか?」「結果はどうだったか?」まで書く
・同じ内容を履歴書と職務経歴書に重複 → 視点を変えて表現する(履歴書=概要/職務経歴書=具体)
志望動機の書き方(第二新卒向け)
志望動機では、「なぜその業界・企業を選んだか」と「自分がどう貢献できるか」の両方を書くのが基本です。
構成テンプレート:
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その企業を選んだ理由(理念、事業内容など)
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なぜこのタイミングで転職したのか(キャリア観)
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自分の強み・経験がどう活かせるか
【例】
貴社が掲げる「○○を通じた社会貢献」という理念に強く共感し、特に◯◯事業の取り組みに魅力を感じております。私自身、営業職として◯◯の提案経験を積む中で、よりお客様に近い立場で価値提供をしたいと考えるようになりました。貴社の◯◯という文化の中で、自身の成長と貢献の両方を実現したいと思い、志望いたしました。
最後に
履歴書や職務経歴書は、あなたを初めて知る「入り口」です。
第二新卒だからこそ、将来性・人柄・成長意欲が伝わる書き方が求められます。
「うまく書けない」と感じたときは、まず経験を紙に書き出してみてください。そこから強みや学びが見えてきます。
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