「自分に向いてる仕事って何だろう?」
「業界とか職種って、どうやって調べればいいの?」
転職や就職を考えるとき、最もつまずきやすいのが「業界・職種研究」です。
でも安心してください。この記事では、初心者でも迷わずできる業界・職種研究のやり方を丁寧に解説します。
◆ なぜ「業界・職種研究」が必要なのか?
自分に合わない仕事を選ぶと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
業界研究・職種研究は、以下のような目的で行います。
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自分に合う仕事・職場を見つけるため
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志望動機や面接回答に説得力を持たせるため
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自分の市場価値・キャリアパスを考える材料にするため
◆ 業界研究のやり方|3ステップでOK
STEP1:世の中の「業界マップ」を見る
まずは「どんな業界があるのか」全体像をつかむことが重要です。
【主な業界分類例】
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IT・通信(SaaS、SIer、Webサービス)
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メーカー(自動車、食品、化学、家電)
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商社・流通・小売(総合商社、専門商社、EC)
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金融(銀行、保険、証券、Fintech)
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建設・不動産
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医療・福祉・介護
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人材・教育・広告・マスコミ
👉 業界マップや業界地図(書籍)を1冊見るだけでもかなり理解が深まります。
STEP2:気になる業界の「将来性」と「働き方」を調べる
次に、いくつか興味のある業界をピックアップし、以下を調べます。
【調べるポイント】
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市場規模・成長性(伸びてる?縮んでる?)
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業界構造(BtoB?BtoC?中小中心?大手集中?)
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平均年収・労働時間
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トレンドや課題(例:IT業界ならDX、医療業界なら人材不足)
【おすすめ情報源】
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経済産業省・業界団体の資料
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日経業界地図(書籍)
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OpenWork、キャリコネ(社員の声が見える)
STEP3:自分に合う業界かどうかを見極める
調べたら、最後は「自分との相性」をチェックしましょう。
【自己とのマッチング軸】
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安定性重視?チャレンジ重視?
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デスクワークがいい?動きのある仕事がいい?
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チームで進めたい?一人で集中したい?
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社会的意義があるか?やりがいがあるか?
👉 正解はありません。「自分の大事にしたい価値観」と合っているかがすべてです。
◆ 職種研究のやり方|仕事内容+キャリア視点で見る
職種とは「仕事の種類」「業務の役割」のことです。
同じ業界でも職種によってまったく働き方やスキルが異なります。
STEP1:代表的な職種を知る
【職種の例】
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営業職(法人営業、個人営業、インサイドセールスなど)
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事務職(総務、経理、人事など)
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エンジニア(システム開発、インフラ、Web)
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マーケティング(広告運用、SEO、SNS)
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企画職(商品企画、経営企画、事業開発)
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サポート職(カスタマーサポート、ヘルプデスク)
→ 興味のある職種を2〜3個選びましょう。
STEP2:その職種の「中身」を調べる
【チェックポイント】
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具体的な仕事内容
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1日の流れ(勤務形態、残業、休日)
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必要なスキルや経験
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将来のキャリアパス
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未経験から入れるか?
【おすすめ情報源】
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ミイダスの職種別診断
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転職サイトの求人票(具体的な業務内容が載っている)
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YouTube(現役社員のインタビュー動画など)
STEP3:向き不向き・自分との相性を考える
【質問してみよう】
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この仕事、ストレスを感じそう?楽しそう?
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学びたい内容が含まれている?
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強みが活かせそう?改善したい弱みが問われる?
→ 過去の経験(学校・バイト・現職)から判断すると◎
◆ 業界・職種研究でよくあるNG例
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名前だけで選ぶ(例:とにかく広告がカッコいいから)
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会社規模や年収だけで判断
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「とりあえずなんでもいいや」で応募
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「未経験OK」だけを理由に職種を決める
→ これらはミスマッチの原因になります。
◆ おすすめの調べ方まとめ(実践的な順番)
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求人サイトで「未経験OK」「第二新卒歓迎」で検索
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気になる求人の「業界」と「職種」をメモ
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業界地図・OpenWork・動画で業界の中身を調べる
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職種の仕事内容と1日の流れを調べる
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自分の経験と照らして「向いてる」「学べそう」かを考える
◆ まとめ|業界・職種研究は「自己理解×市場理解」
業界・職種研究は、「自分に合った場所で活躍する」ための土台です。
迷ったまま選ぶのではなく、「知った上で選ぶ」ことが納得のいく転職・就職につながります。